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2022-10-27

クローゼット論を少しだけ

あふれるクローゼットを整理しようとしたとき

「クローゼットは3色でいい」「クローゼットは6着でいい」

そんな見出しに惹かれてしまう気持ちはわからなくもありません。

でも表面の言葉だけを真似るのはお勧めできません。上記はどちらも書籍のタイトルですが、書籍ならばしっかり1冊読んで内容を自分の中に落としてから、取り入れるかどうか決める方がいいです。必要なエッセンスだけを取り入れるという選択肢もあっていいと思います。

例えば「3色にすればいいのね、じゃ今持ってる色から多い順に黒・白・ベージュ。あぁグレーも入れたら4色になっちゃうけどおまけで~」なんて安易に決めてしまう。それに当てはまらない服は全部処分。「あーすっきりした。毎日コーディネートするのも時短になっていいわ」と最初は思うかもしれません。

本当に自分の着たい服がその枠に収まる人はいいのですが、そうでない人は知らず知らずのうちにストレスをためることになります。通りすがりで目に付いたパステルカラーのセーター。いやいやこれは買えないわ…そんな風にルールで自分を縛っていく。

 

「ハンガーは〇本まで」

片付け本ではメジャーな整理法ですが、これも似たような危険をはらんでいます。目安として使うのはいいんです。でも形だけのルールにしてしまうと苦しくなってリバウンドしちゃう。

大切なのは、自分がどんな基準でどんな服を着たいのか。何が似合うのか。環境的に必要な要素は何なのか。その部分をしっかり把握すること。幸せに暮らしているミニマリストさんはここがはっきりしていてブレない。だから少なくても平気なのです。

ラクに暮らす。でもそれまでの過程をラクしすぎちゃうと遠回りになる。

一朝一夕で簡単にわかるものではないけれど、本を読んだり試行錯誤しながら、時にはプロの手を借りたり、また失敗もしながら自分クローゼットは確立していくものなのだと思うのです。私もまだまだ道半ば…あっちにふらふら、こっちにふらふらしております。笑

写真はフランクフルト宅初期のファミリークローゼット(夫、息子、娘)

 

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